看護師を辞めたくなったときは

● 数週間・数か月でやめていく看護師

 看護師不足が「医療崩壊」「看護崩壊」とまで言われる時代となりました。まったく看護師がいないのかというと、看護師免許を持ちながら、何らかの事情で看護師として勤務していない「待機看護師が55万人~56万人」もいるとされています。
 なぜ、夢と希望に燃え、大変な看護師国家試験をパスした実力ある看護師が、現場で働くことなく「待機」となってしまうのでしょうか。看護師自身の健康問題もあるかもしれませんが、若く健康な看護師が数か月で「耐えられない・もう辞めたい」とおもう人的環境・勤務条件にもやはり大きな問題が隠されているのかもしれません。

 人々の健康を守る白衣の天使たちが「楽しい」「やりがいがある」と毎日感じられるような職場環境づくり、安心して勤務できる環境・勤務条件等、整えていくことで素晴らしい看護師を一人でも多く引き止めることが出来るかもしれません。

● 多くの看護師が辞めたいと感じながら働いている

 看護師の中で「辞めたい」と感じながら働いている看護師は7割を超えるということが労働実態調査で明らかになりました。その中でも、「いつも辞めたいと考えている」という看護師は2割。まったく辞めたいと思わないが2割。つまり後の6割は辞めたいとときどき思いながら精いっぱい頑張って働いているということになります。
 退職理由は、「結婚・育児・スキルアップ」等が上位を占めていますが、実際のところは「次の就職に差しさわりのないように配慮」した建前。本音はやはり、人手不足による勤務状態の悪化、それに伴い人間関係やいじめの多発、そういった理由が多いようです。

● 辞めてしまうタイミング

 数多くの看護師を見てきたベテラン看護師さんによると、「辞めてしまうタイミングは何度も繰り返しやってくる」といいます。その「辞めたくなるタイミング」を何とか乗り越えてきたからこそ、続けられてきたといいます。

□ 数週間で辞意を表明し、その後出勤拒否
□ 新人研修中、早くて数週間
□ 3年後、十分に力がついている看護師が突然辞めてしまう
□ 出産・育児
□ 介護で50代のベテラン看護師が辞めてしまう

 「今年はゼロ。去年はマイナスだった」
 毎年新人看護師を雇っているにもかかわらず、1年を持たずに早くて数週間でやめてしまう看護師が急増しているそうです。後は、ボーナスをもらった直後など。

 辞めてしまうタイミングをいかにして回避し乗り越えていったらいいでしょうか。
 職場環境・勤務条件等を改善するために、地方自治体や国が活発に活動を開始し始めています。患者さんのために日々頑張ってくれている看護師の皆さんが「働くのが楽しい」「充実している」「やりがいがある」と感じられる仕事場になるように一刻も早く大規模な改革が求められています。

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